論理力を鍛える
論理的思考力、即ち、論理力は、事象を客観的かつ論理的に理解したり分析したりすることにより答えを導く方法です。
ビジネスで成功するためには論理力は必要不可欠な脳の機能の一つと言えるでしょう。
なぜなら、ビジネスの世界は好むか好まざるかに関係なく論理により動いているからです。
例えば、新商品を開発する場合を考えてみましょう。
新商品を開発するためには、市場で何が売れているかを客観的に調査分析し、市場が受け入れられる商品を企画する必要があります。
ターゲット商品の候補が決まれば、製造・物流・販路・コスト・売値などを論理的に決め、社内会議で企画書を通すためプレゼンが必要になるでしょう。
そして、論理的に矛盾していれば、プレゼンで指摘され企画が進まなくなることさえあります。
人間は感情動物ですので、一見、冷静に見える人でも、自分の利害がからんでくると感情が優先され、論理的思考力を忘れがちになります。
論理力を駆使するためには、まず、冷静でなければなりません。
そして、事象を出来るだけ客観的観察し、出来るだけ単純化した法則性を論理的に見出して応用して行けばよいのです。
時には完全に論理的な法則性を見出すことが不可能な場合もあるでしょう。
このような場合は、経験則を導いたり、フェルミ推定のように様々なデータと仮定から答えを推定しても良いでしょう。
フェルミ推定とは
物理学者のエンリコ・フェルミがシカゴ大学の学生に対して出題した
「シカゴには何人のピアノの調律師がいるか?」という問題が有名です。
この問題の前提条件として、需要と供給がバランスしている条件が必要です。
シカゴの人口(約270万人)、1世帯あたりの人数(3人)、ピアノ保有世帯の割合(0.1)、調律頻度(1回/年)、一人の調律師が1日に調律できるピアノ台数(2.5台)、
ピアノ調律師の労働日数(240日/年)というデータや仮定から、シカゴにあるピアノ台数が(270万人/3人)x0.1=9万台と推定できますので、年間9万回の調律が行われる需要があると推定されます。
一方、一人の調律師が調律できる回数は240x2.5=600回ですので、年間9万回の調律を行うためには、9万/600=150人となります。
フェルミ推定の結果は必ずしも正しい結果を導くものではありませんが、数字に置き換えて論理的に推論を進めることにより、誤差が大きかった場合に何処に問題があったか容易にわかるようになります。
フェルミ推定で設けた仮定(仮説)や推論は、複雑な事象であればあるほど重要な実務的手段となるでしょう。
論理力を鍛えるの目次
本ページでは、楽しみながら論理力を高めて、ビジネスを円滑に進めることができるようになる脳トレゲームや脳トレアプリをご紹介します。
楽しみながスマホで論理力を高められる15パズル(15 Puzzle)アプリです。15パズルは8枚、15枚あるいは24枚のパネルを順番に並べる時間を競うタッチゲームです。ゲームが終わると歴代順位、今日の順位、今月の順位、個人の順位が表示されるので、ニックネームを入れて登録するだけでランキングに参加できます。
楽しみながスマホで論理力を高められるCubePuzzle3Dアプリです。CubePuzzle3Dアプリは2x2x2から4x4x4までのルービックキューブを楽しむことができます。32種類のルービックキューブ攻略法を用意していますので6面を完成させられず諦めてしまった方に最適なルービックキューブ攻略アプリです。6面を完成すると歴代順位や今月の順位が表示されますので、ニックネームを入れて登録するだけでランキングに参加できます。